三匹獅子舞とは?
三匹獅子舞の詳しい定義などは私にはわかりません。詳しいことはネットで調べるなり文献を読むなりしていただければいいでしょう。 ここに書くのは私が見たり聞いたりした限りの三匹獅子舞についてです。 三匹獅子舞は、3名の舞い方が各々獅子頭を被って、各々が腰にくくりつけた太鼓を打ち鳴らしながら舞う(舞うことを「狂う」という)ものですが、山梨県の丹波山村のものは太鼓は持たずバチだけ持っていました。 奥多摩町や檜原村、秩父などでは、頭から笠を被って顔を隠し、竹を削って作った「ささら」と呼ばれる楽器をすり鳴らす「花笠」と呼ばれる数名が付き物です。 この「花笠」はその獅子舞により男であったり女であったりさまざまですが、男の場合でも女性が着る着物を着ています。 三匹獅子舞は、都内の多摩地区と呼ばれる地域・23区内の一部・山梨県の一部・埼玉県・神奈川県・群馬県・千葉県・栃木県などから、遠くは東北地方や北海道にまで分布しているようです。 関西地方および北陸地方には、埼玉県から伝わったものが福井県に1つだけ伝承されているようです。分布を広げていく間に少しずつ形を変えて、東北の方では3匹よりも多くの獅子が登場する地域もあるようです。 どこの獅子舞にも唄と笛が付き物で、演目ごとにストーリーになっています。獅子頭・演目・唄・装束などもそれぞれかなりの違いがあり、それを見るだけでも興味深いものがあります。 現在でも行われている場所を調べてみると意外と多いのですが、後継者不足などのため廃絶の危機に陥っているところや、数年前にとうとう廃絶してしまったところもあるようです。また笛方がいなくなってしまいテープでやっているところもあるようですが、獅子の動きを見て笛を合わせるということができず、獅子の方が動きをテープに合わせることになるため、なかなか難しいようです。
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三匹獅子舞との出会い 私が三匹獅子舞と出会ったのは2006年の9月初旬の東京都檜原村「下元郷(泉谷)の獅子舞」です。デジタルカメラで風景などの写真を撮るのが私の趣味なのですが、たまには祭りなどのようなものも撮ってみたいとネットで検索をしていました。そんなときたまたま見つけ興味を持ち、ネットで調べて写真を見つけて、どうしても行ってみたくなりました。 |
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