No.62 2009/10/09 埼玉県秩父市 日向の獅子舞


感想・印象など

最近、秩父方面にドライブ出かけることが多い。平日のこの日この場所で獅子舞が行われることはまったく知らなかったのだが、「日向獅子舞」と書かれた幟が道端に立てられているのを見つけた。車を止めて、大きなビデオカメラを持っている人に話を聞くと、これから「道中」で「熊野神社」まで向かい、神社で獅子舞が行われるとのこと。同行の家内に寄り道の許可をもらい、あわてて駐車場所を見つけて車を止め、あっという間にスタンバイOK。
いつもならネットで調べたり観光協会に問い合わせたりという下準備をしておくのだが、この日はまったく予備知識なしの撮影になった。
ここの獅子舞は「花笠」が2名だが三匹獅子舞に付き物の「ささら」は持っていない。「ささら」を持たないにのになぜか「座敷ざさら」と呼ばれるそうなので、もともとは「ささら」を持っていたのがいつの間にか簡略化されたのかもしれない。腰にくくり付けた太鼓は動きやすさを考えたのか断面が小判型になっているのも特色のひとつだろう。太鼓のバチには赤い飾りの布が付けられている。獅子のたてがみは最近少なくなった女性の黒髪のように黒くて長い。三匹の獅子はここでは「雄獅子」・「雌獅子」・「仔獅子」と呼ぶ。「座敷ざさら」と呼ばれるだけあり、熊野神社境内ではむしろの上で白足袋で行われる。大正7年に火災で焼失してしまった古い獅子頭は日光東照宮の「眠り猫」の彫刻で知られる左甚五郎の作だったといわれている。「水引き」を巻き込むように太鼓のバチをクロスさせるなんとなく艶っぽい動きが印象に残った。太鼓のバチがここでは感情の表現の道具として使われているようである。
この後秩父から山梨に抜け途中途中で「道の駅」で農産物などを買うという家内の希望があったため、不本意ながら祭典の後の一演目のみで撮影を終了した。





サムネイルをクリックすると640*425ピクセルのサイズでご覧いただけます。

 
 
 
DSC_4453
 
DSC_9441
 
DSC_9443
 
DSC_9447
 
 
 
DSC_9448
 
DSC_9463
 
DSC_9469
 
DSC_9478
 
 
 
DSC_4458
 
DSC_4462
 
DSC_4464
 
DSC_9509
 
 
 
DSC_9538
 
DSC_9554
 
DSC_9566
 
DSC_9636
 
 
 
DSC_9665
 
DSC_9669
 
DSC_9684
 
DSC_9696
 
 
 
DSC_9721
 
DSC_9723
 
DSC_9734
 
DSC_9735
 
 
 
DSC_9756
 
DSC_9762
 
DSC_9774
 
DSC_9781
 
 
 
DSC_9829
 
DSC_9832
 
DSC_9842
 
DSC_9846
             
 
       
DSC_9859
 
DSC_9863
       

inserted by FC2 system