沢井の獅子舞(1)
東京都青梅市
(東京都指定無形民俗文化財)
撮影日:2010/07/25

感想・印象など

久しぶりに日曜日の休みが取れたので青梅市郊外の「沢井の獅子舞」を撮りに出かけた。4月の中神の獅子舞で沢井の獅子舞の保存会の方とたまたまお話をして機会があれば来てみたいと思っていた。いつものように一番乗りのつもりだったが先客が1名だけいた。このあたりは青梅街道経由で奥多摩方面に行く際の通り道であり、「御嶽(みたけ)渓谷」という景勝地があり、カヤック?の練習や競技なども行われている。夏場は釣り人や川遊びの人々も多い。沢井には清酒「澤乃井」で有名な小沢酒造もあり、ここの獅子舞は「村廻り」で小沢酒造の社長のお宅の前でも行われる。我が家では冬場にこの酒蔵の大吟醸の酒粕で甘酒を作るがなかなか美味である。渓谷沿いの秋の紅葉もきれいで私も毎年のように写真を撮っている。付近には日本画の川井玉堂の「玉堂美術館」や、小沢酒造で経営しているお食事どころ「ままごとや」や「いもうとや」などもあり、清酒の仕込み水を活かして作られた豆腐は逸品である。
獅子舞は八雲神社での神事の後、いわゆる「村廻り」に出て途中3ヶ所で「入端(いれは)」を狂い、神社に戻り夕方まで「宮参り」「幣懸り」「剣懸り」「平狂い」「紅懸り」「太刀狂い」「婦獅子蔵(めじしかくし)」「御祈祷」を狂う。ここの獅子頭は古いタイプのデザインのものと思われ目と鼻の穴が大きく、私の好きな獅子頭である。「紅懸り」は真紅の長い布で獅子を囃すのだが、他所にはないここ独自の演目である。また「剣懸り」などで使われる刀は真剣である。
真夏の暑い盛りに行われる獅子舞のため、狂い手や花笠は体力的に非常に過酷と思われるが最後まで力強く演じていた。


サムネイルをクリックすると長辺640ピクセルの写真がご覧いただけます。

神社に掲げられた幟 石段を上ると舞庭 舞庭に置かれた花笠 神社の下にある舞台
祭りに欠かせない堤燈 年期の入った「水引」 「大太夫(おだい)」 「婦獅子(めじし)」
「小太夫(こだい)」 神社での式典 お清めの塩 「村廻り」
「村廻り」 「村廻り」 「村廻り」 「村廻り」
「村廻り」 「花笠」と獅子 道祖神? 「村廻り」
青木家にて 青木家にて 青木家にて
獅子の狂い手 花笠の少女 身支度を整える「花笠」 「村廻り」
「村廻り」 福島家にて 福島家にて 福島家にて
福島家にて 福島家を出る一行 「村廻り」 小澤家にて
小澤家にて 「村廻り」 「村廻り」 「村廻り」
「村廻り」

inserted by FC2 system